中級【’kan 「~でしょう!」】

2019年7月13日

中級【’kan 「~でしょう!」】

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bukan に由来するそうですが、付く位置によって、微妙に意味が変わります。

文末に来る‘kan と 主語の直後に来る‘kan がありますが、今回は、文末に来る‘kanについて、お話します。

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初歩的な使い方ですが、

機能 :

相手に肯定してもらうことを期待して文を作ることです。

訳し方:

~でしょう。~だよね。

① Kamu sudah dewasa,kan?

君は、もう大人でしょう!

解説:

② Kamu sudah dewasa?(君は既に大人ですか) に対して、聞き手は、50%ー50%、yes か no かを答えることが出来ますが、①の文に対して、聞き手は、yesと言わざるを得ないと感じるのです。

    ①の文に対して、聞き手の自然な反応は、

  1. うん。そうだけど、何か?
  2. うん。ごめん。
  3. 。。。。。。

です。

このような反応を期待して、‘kanを文につけるのです。 この”期待“というのは、ある種の”決め付け・固定観念“です。

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次の会話例を見ていきましょう。

 Aは、Bに、道を説明している。

A: Di depan sana ada lampu merah‘kan?

  そこに、信号がありますよね。

B: Ya,betul…..

  はい、そうですね。。。

A: Dari sana, belok kiri……

  そこから、左に曲がって。。。。。

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Aは、Bが、同じ信号を見ているかどうか を確認します。

“確認”とは、私たちが、あるコトについて、少し確信を持って、それを真か偽かと検証する行動です。このように、何かを説明する時も、聞き手・相手の視点を常に、意識して確認してから、物事を伝えた方が分かり安いのです。

Posted by アルビー