伊豆の踊り子(上級表現) Penari Izu

2019年7月15日

伊豆の踊り子(上級表現) Penari Izu

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をインドネシア語で、読む授業でした。

この作品は、大学で、読んだことがありましたが、自分の授業で、活かされるとは、思いもしなかったです。

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この作品は、ご存知の通り(ご存知でない方もいらっしゃると思いますが)、川端康成の作品でした。インドネシア語版は、Matsuoka Kunio氏とAjip

Rosidi氏が、翻訳したのです。正直に言いますと、流石に、このレベルの授業をするには、私もまた、お勉強が必要です。下は、一番目の段落だけを書きます。

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Ketika {kukira (jalan berliku-liku mendaki yang kutempuh itu) mendekati

puncak Amagi}, hujan pun turun renyai,[membuat hutan “Sugi” nampak putih meruap

naik dari kaki gunung] (mengejarku dari belakang).

このように、上記の文章は、私が、次のように、分けてRさんと一緒に考えましたが、(授業では、そう細かく、下記のように分析しませんでしたが)。

文1

  接続詞  Ketika kukira

       と思った時、

  (主)句1 jalan berliku-liku mendaki 

       曲りくねった上り坂

     句2 yang kutempuh

       私が辿って来た

     句3 itu

       は

  (述)句 mendekati puncak Amagi

       アマギ頂上に、近づく

私が上って来た曲りくねった坂道が、アマギ頂上に近づいたと思った時

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文2

  (主) hujan

       雨

  (*) pun

      前の文脈とセットであること

     『古語:係り結びに近い役割を担う』

      は、も、が、こそ

  (述) turun renyai

      ポツポツと降る。

雨は、ポツポツと降り始めた。

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文3

  (主)   null Subject『ituと置換可』

        文2であること

  (述)動句 membuat hutan “Sugi”

        杉林を『…』状態にする

『…』状態(文3a)

  (主)   null Subject『”Sugi”の代行』

        杉林が

  (述)   Nampak

        『..』と見える

『..』(文3bI)

  (主)   null Subject『”Sugi”の代行』

        杉林が

  (述)   putih

        白い

   (文3bII)

  (主)   null Subyect『”Sugi”の代行』

        杉林

  (述)句1 meruap naik dari kaki gunung

        山のふもとから、泡のように上がる。

     接  null『danを省略』

     句2 mengejarku dari belakang

        私を後ろから追いかけた。

『文2が原因で』杉林が、山のふもとから、泡のように、白く上がって、私を追いかけたかのように、見えた。

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私が上って来た曲りくねった坂道が、アマギ頂上に近づいたと思ったその時、雨が、ポツポツと降り始め、杉林が、山のふもとから、泡のように、白く上がって、私を追いかけたかのように、見えた。

Fin.

翻訳は、本文に、近ければ、上記の『インドネシア語–>日本語』の翻訳の仕方は、完全たる翻訳機能のモデルに近いことを示すことも出来ます。私は、原作をなくしてしまったので、誰か、原作をお持ちの方、訂正して下さい。   

Posted by アルビー