UNGU 紫 の DEMI WAKTU 解説

2019年7月15日

UNGU 紫 の DEMI WAKTU 解説

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♪ DEMI WAKTU

(時に誓って)

Aku yang tak pernah bisa lupakan dirinya


Yang kini hadir diantara kita

私が彼女のことを忘れることが出来ない。

彼女は、僕たちの間に、現れた。

Namun ku juga takkan bisa menepis bayangmu


Yang slama ini temani hidupku

しかし、僕は、同時に、君のイメージを心から追い払うことが出来ない。

(なぜなら)君は、いつも、僕のそばにいてくれたからだ。

Maafkan aku menduakan cintamu

君の愛を裏切ってご免。

Berat rasa hatiku tinggalkan dirinya

(しかし)彼女のことを忘れるのも出来ない。

Dan demi waktu yang bergulir di sampingmu

そして、僕たちが、一緒にいる時間だけ、その時間に誓って、

Maafkanlah diriku sepenuh hatimu

僕を心から許して、

Seandainya bila ku bisa memilih

もしも、仮に、僕には、選ぶ力があるとすれば

(*解説:選ぶとは、要から、不要を捨てる)

Kalau saja waktu itu ku tak jumpa dirinya

もしも、その時に、彼女のことと会わなければ、

Mungkin semua tak kan seperti ini

もしかしたら、こんな悩みがないであろう。

Dirimu dan dirinya kini ada di hatiku

君のこと と彼女のこと は、同時に、僕の心に いるんだ。

Membawa aku dalam kehancuran

僕を破滅させるのだ。

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ある生徒さんの授業で、この歌詞について、聞かされました。

読んでみたら、物凄く感動しました。ENDAさんという人が作詞したそうですが、『男心』を見事に歌ってくれたなァと思います。

ENDAさんの世界では、『男』は、やはり『女』と同じようになりたい。

それは、女が、誰か好きな人が出来たら、今、付き合っている人に対して、『ごめんね』って言って、好きな人の元に行けるような『女性感』です。下記のコトバで、あらわされています。

1.Seandainya bila ku bisa memilih

は、seandainyaという『仮定法』を使っているので、現在の事実として、ENDAさんは、tidak bisa memilih(選べない)なのです。

ENDAさんは、今、付き合っている『君』のコトが大切だけど、第三者の『-nya』と出会ってから、ワクワクして、心が揺らぎ始めた 心情を描こうとしています。

ENDAさんの『解決法』は、『君』からの許しを得る ことです。

2.Maafkanlah diriku sepenuh hatimu

(心から、僕を許して)

3.Maafkan aku menduakan cintamu

(君の愛を裏切る)から

『解説:menduakan とは、心の中で、一心不乱な状態を作れずに、二つのことを同時に思っていること』

menduakan cinta(君の愛と彼女の愛は、同時に心にしまう)は、女性(femininism)的文化に育てられたENDAさんにとっては、規範に反するようなコトなので『罪』の意識が生じます。従って、『罪』に対して『許し』が必然的に必要です。

よく分かりませんが、『罪』の意識が余り無ければ、『許し』を求める意識も低いのです。ENDAさんの世界では、男の『罪』とは、『自然に、二人を思うこと』です。

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UNGU紫について、色々、聞いて頂いて、UNGUに対して、好感度が上がります。曲を聴いてなかったのですが、曲次第で、このバンドが好きになるかどうか、決まります。

歌詞は、合格!。深い!。と思います。

しかし、文法は、少しNGなので、上級者ではない限り、教えるべきではありません。

Posted by アルビー