初中上級【lelah・letih・lesu】語彙論

2019年7月15日

初中上級【lelah・letih・lesu】語彙論

●●●●●● le- ●●●●●●

単語の意味を再認識するために、まず、単語と単語との関係を調べて、分類する必要があります。そのために、時々、「意味と音の関係」を考えさせる授業を行いました。今回、le-という音のイメージです。

 まず、考え方を整理しましょう。人は、頭がいいかどうかと関係なく、考える時に、大体二つの手続きをなさいます。

 それは、

演繹法(えんえきほう)

 事柄・理論・仮定から、物事を説明しようとします。

 how

帰納法(きのうほう)

 事実・データ・景色同士の関係を調べて、それらを説明できる「何か・ルール・法則」を見つけることです。

 Why

そして、頭がいいと言われる人たちは、この二つの考え方を自由自在に扱う人たちです。先天的な要因もありますが、努力して獲得することも出来ます。

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今回は、思考の仕方と重なって、インドネシア語の勉強もしましょう。

とりあえず、次のようなデータがあります。

  1. lemah  弱い
  2. lembek  ぐにゃっと・しっかりしていない
  3. lembut  やわらかい・穏やか・細かい
  4. lemas  力が入っていない・力加減を上手にコントロール
  5. lelah  (身体が)疲れる
  6. letih  疲労–>特別な休養が無ければ戻れない。
  7. lesu   気力が無い(精神的な疲れ)

一応、典型的な例文も挙げましょう。

  1. Anak itu lemah dan sering sakit.

      その子は 弱くてよく病気になる。

  2. Nasinya lembek sekali seperti bubur.

      ご飯はとても柔らかくてお粥みたい。
    Di Jepang, sekarang banyak anak muda yang lembek .

      日本では、現在、しっかりしていない若者が大勢いる。

  3. Suaranya lembut seperti bidadari.

      彼女の声は穏やかで、まるで天女様のようだ。
    Kain ini lembut sekali.

      この布生地は、とてもさわり心地がいい。

  4. Kalau kurang oksigen, kita bisa mati lemas.

      酸素不足したら、意識がだんだんモウロウとなり、死にます。
    Supaya bisa menari dengan bagus, tubuh harus lemas.

      上手に踊れるように、力の加減を上手に制すことです。

  5. Saya sudah lelah bekerja 【seharian penuh】.

      一日中働いて疲れた。

  6. Dia sudah letih menanggung beban hidup ini.

      この人生の荷を背負って、疲労がたまった。

  7. Ekonomi Jepang sedang lesu.

      日本経済は、活気が無い(不況・買う意欲が無くなる)

    【解説】

  • 帰納法

    仮説を立てる 

    le-で始まる形容詞は、「ぐにゃっと・力弱い」イメージがあります。

  • 演繹法

    仮説を実証する

    例えば、lesulembek の関係を調べて、お互いに、「ぐにゃっと、しっかりしていない・芯が無い」というイメージが共通している。従って、立てた仮説は、lesulembekに適応できる。

  • 初・中段階の外国語の学習者は、演繹法から始まります。対象となる外国語のデータがあまり無いので、大体、与えられたルールを使っています。従って、初・中段階において、一番有効だと思われる「思考手段」はHow思考です。
  • 単語や会話例が沢山覚えていると、段々、それらを自分なりに整理する必要があります。
  • コミュニケーションをする時に、自分の納得行く「単語・表現・文法」しか使えないので、自己整理が必要です。この段階において、先生の存在が大きい。その整理した「自己流文法」を先生の語感で実証するのです。
  • この段階において、先生は、インドネシア人でも、流暢な日本人でも、文法の専門家ではない限り、「why」の質問が禁物!。真実が遠くなるからです。その時の質問は「how」です。やり方は、「これに関する例文を作ったんですけど、どうでしょうか?別の言い方があれば教えて下さい」といえばOKです。

 

Posted by アルビー