超入門基礎文法 『インドネシア語の文』

2019年7月10日

超入門基礎文法 『インドネシア語の文』

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1.標準語

  ア.『主語・動詞』

【Saya】【belajar】【bahasa Indonesia】.

             【bahasa Korea  】

             【bahasa China  】

             【bahasa Spanyol 】

             【bahasa Inggris 】

          

という訳の分からない音の羅列があるとします。まず、私たちは、上記の“音の羅列”を理解するために、それをより小さい単位に分ける必要があります。その単位はどうでも良いのですが、伝統的に次のような基準が採用されます。

【Saya】【belajar】【bahasa Indonesia】

 主語   動詞   目的語(らしきモノ)

上記の文は、日本語のそれに相当する形にすれば、

【私は】【勉強する】【インドネシア語を】

になります。

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  イ.『助動詞』

    では、上記の文により”豊かな”情報を載せるために、どのような方法があるかと言えば、まず、【助動詞】を付けます。

 助動詞:動詞の働きを助ける詞なので、【単独】では、使えません。

【Saya】【助動詞】【belajar】【bahasa Indonesia】.

     【harus 】        【bahasa Korea  】

     【ingin 】        【bahasa China  】

     【akan 】        【bahasa Spanyol 】

                   【bahasa Inggris 】

助動詞とは、動詞を”助ける”ためなので、助けるには、近くにいないと駄目です。従って、インドネシア語の場合、助動詞は、動詞の前に置きます。

 日本語は、”後ろ”に置かれますね。

今回、次の助動詞を学びましょう。

harus   ~しなければならない。【義務】

ingin   ~したい。【願望】

akan    ~する・~する予定【確実的な未追行】

mau    文脈により、ingin と akanの意

bisa    ~出来る

☆ コラム: 

bisa は、【動詞】と【助動詞】と二つの品詞になる可能性があります。

Saya bisa datang.『私は来れる』 の場合は、助動詞です。しかし、

Saya bisa bahasa Inggris.『私は英語が出来る』は動詞です。

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  ウ.前置詞

【Saya】【ingin】【tinggal】【di Bali】【dengan Arbi】.

 私は  -したい  住む   バリで  アルビーと

解説:

Saya ingin tinggal は、基本文です。

この文章をより”豊か”にするために、【前置詞句】を付けます。ただ、前置詞句は、位置が自由です。上記の文は、次の文に、まとめることが出来ます。

  1. 【Saya】【ingin tinggal】【di Bali】【dengan Arbi】.

      主語   動詞句    前置詞句1  前置詞句2

       私はね、あるビーとバリに住みたいんだよ。

  2. 【Saya】【dengan Arbi】【ingin tinggal】【di Bali】.

       主語   前置詞句2    動詞句    前置詞句1

       私はね、あるビーとはね、バリに住みたいんだよ。

  3. Di Bali】【saya】【ingin tinggal】【dengan Arbi】.

    前置詞句1 主語   動詞句     前置詞句2

       バリにはね、私はね、アルビーと住みたいの。

4!=4x3x2x1=24組

と一応、数学的に24個の組み合わせがありますが、やはり、『語順』によっては、文脈に沿って意味は少しずつ異なります。従ってインドネシア語には、個々の変化は無い変わりに『語順』が重要であるのです。

今回は、次の前置詞を覚えましょう!

di          で、に、【活動場】

ke           へ   【移動 】

dari         から  【出発点】

sampai      まで  【到着店】

dengan + モノ で   【道具 】

        + 人  と   【共同者】

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  エ.時間の副詞

助動詞で、『時制』が現れることもありますが、そうではないコトもあります。次の文を見ていきましょう。

    【Saya】【makan nasi】.

  1. 私は  ご飯が主食だ。
  2. 私は  ご飯を食べる。
  3. 私は  ご飯を食べた。
  4. 私は  ご飯を食べることになっている。
と複数の意味が生じます。時制を決めるために、時間の副詞が必要です。

Kemarin     昨日】【Saya makan nasi】.

Dulu       昔 】私はご飯を食べた。

Besok      明日】私はご飯を食べる。

Akhir-akhir ini 最近】私はご飯を食べるようになった。

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一言:

【百篇読書意自ずと通ず】という孔子様の言葉がありますが、やはり、理屈よりも、練習は、大事なので、私の授業では、練習がメインとなります。文法の知識は、市販の教科書やプリントなど読めば十分です。

Posted by アルビー