入門講座【イントネーション】

2019年7月10日

入門講座【イントネーション】

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どの言語もそうですが、特に、インドネシア語において、イントネーションがとても重要です。

イントネーションのパターンは、様々ですが、簡単に言うと

  • 音の強さ
  • 音の高さ
  • 音の長さ

ですが、インドネシア語のイントネーションは、特に、『音の高さ』のことを指しています。

又、インドネシア語(標準語)では、次の決まりがあります。

  • 音が上がれば、情報が完結されない。(文の途中)
  • 音が下がれば、情報が完結される。(文の最後)

では、下記の文を見て下さい。

  1. Kambing saya makan.
    • Kambing saya // makan.

    の場合、『私の山羊が食べる』という意味になります。

    日本語には、助詞がありますので、一応、人目で見て意味が分かるのです。

    • Kambing // saya makan.

    の場合、『山羊は、俺が食った』という意味になります。

このように、[kambing saya]で切るのか[kambing]で切るのかで、文は全く異なる意味になってしまいます。

私が最近良く使っているPRATTというソフトを使えば、この『音の高さの抑揚』を視覚的に捉えるコトが出来ます。

もう一度纏めると、上がりイントネーションは、

  1. 文が完結されないことを聞き手に示す。
  2. 連続した単語を1つの塊のアイデアにまとめる。語の切れ目を示す。

下がりイントネーション

  1. 文が完結したことを相手に示す。
  2. 話し手が、『気持ち・事実への心的態度(肯定・否定・賛成など)』を伝えることを示し、聞き手から何かの反応を求める。

Posted by アルビー