便利なBahasa Indonesia

2019年7月13日

便利なBahasa Indonesia

me+ baca –> meMbaca

me+ dapat –> meNdapat

me+ gambar–>

meNGgambar

何で変わったの?とよく授業で聞かれたのです。

  1. 音声学的な答え:ある音は三つの条件で決まります。
    1. どこで肺から気流を妨害するか「調音点」
    2. どのように気流を妨害するか「調音法」
    3. 声帯を振動させるかどうか「無声・有声」  
    • me(N)はある語幹と一緒に使用すると、鼻音化が起こります。
    • しかし、人間の口には、制約があるので、音の変化は、無作為ではない。
    • 同じa.の「調音点」に属する音にしか変化することができない。
    • ちなみに [p,b,m][t,d,n][k,g,ng]はそれぞれ同じ調音点に属しています。従って、bはn

      に成れないし、gはmに成れない。言い換えれば、gはng、dはn、bはmにしか成れないのです。

    • この現象は、日本語にも見られます。
      • 新橋–>siMbashi
      • 仙台–>seNdai
      • 三階–>saNGkai

    実験:

    仙台を発音して、その「ん」の音を「新橋」の「ん」に適応したら、おかしく聞こえます。このような現象は、「調音点において不完全逆行同化」と言います。

  2. 言語学に無縁の人のため
    • 音は、同じ「家族」に属している音にしか化けられない。
    • [p,b,m][t,d,n][k,g,ng]はそれぞれ、発音してみたら、舌の位置が同じなので「p]は[b,m]の家族といいます。
    • この音の家族を覚えておくと後で便利です。
    • meが来る時、「鼻」に息を抜かせばよい。

Posted by アルビー