入門講座【「ッ」のことを特別視 】
入門講座【「ッ」のことを特別視 】
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語 | カタカナ表記 | インドネシア語表記 |
合った | 「アッタ」 | [a] t[ta] |
河童 | 「カッパ」 | [ka] p[pa] |
悪化 | 「アッカ」 | [a] k[ka] |
バッハ | 「バッハ」 | [ba] h[ha] |
上記の例を見て分かるように、実は、語末におけるインドネシア語の音「k,p,t,h」は、日本人に、『ッ』としか聞こえないのです。
- 従って、(演繹的に)
- rumah ではなくて [rumat] [rumak]と書く人がいます。
- empat ではなくて [empak] [empap]と書く人がいます。
- bapak ではなくて [bapap] と書く人がいます。
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- 最近、大学で、音韻論(ある言語における”聞こえる音”の規則を研究する学問)の授業を取ることが多くて、それをそのまま私のインドネシア語の教育に適用したら、大変な成果が出ました。
- どの部分に気をつければいいか に集中的に練習が出来るので、上達が早い。(但し、女性が90%なので、男性にも同じ方法で適用しても同じ成果が出るかどうかの結論が出せない)
- 文字の早期定着は、語の記憶に、影響がある。
恐らく、正確に音を表記することで、語の記憶は、左脳と右脳で、なされて、学習が楽しく(右脳的)正確(左脳的)に出来るのです。
- 音をインドネシア語的に把握することにより、意味定着が早い。そして、構文を段階的に導入することにより、文法の知識の把握も早くなる。
- 最後に、結論と呼べるかどうか分からないが、学習者の間違い は、自分の『弱さ・不真面目さ』との因果関係が無いことを知って、学習意欲の向上が見られる。
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me-動詞の 変化 は、初級のクラスで、パズル形式で、やれば、驚いたことに、3回の授業だけで、音の変化をマスターすることが出来たと見られる。
- 例えば
- mengchapi , mengabung , menkoli, mendari などの 意味不明の語の中から、インドネシア語の単語になりうる語を選んでもらう。
- その理由を簡略した『日本語・インドネシア語比較音韻論』図で、説明してもらう。「左脳的」
そして、
- ある語幹を与えて、直感的に、me-と結合させる練習させる。「右脳的」(何となく このように聞こえるか とか そして、どれ位ずれるかということを各自チェックすることで、間違いの傾向を各自で、自覚してもらう)
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