入門【文 と 句 について】
入門【文 と 句 について】
************************
【文と句の違い】
- Saya membaca buku itu kemarin.
私はその本を読みました。
- orang yang kemarin membaca buku
昨日本を読んだ★人
上記の二つ『語の羅列』は、明らかに異なります。1.を聞くと、『なるほど』『わかった』という反応が出ますが、2.の場合は、『で?その人は、どうしたの?』と聞きたくなります。つまり、1.は、『断定』という意図が完結していますが、2.は、まだ完結していません。
【句】
文は、句から成り立っています。文脈の支えがあれば、ひとつの句だけでも成り立つ文があります。
インドネシア語の文は基本的に、
- S V O 前置詞
- 例: Saya menonton film di bioskop.
- 私は映画館で映画を観る。
- S N 前置詞
- 例: Saya pegawai di kantor itu.
- 私はその事務所の職員だ。
- S A 前置詞
- 例: Buku ini bagus untuk dibaca.
というパターンを持っていますが、[主語S句]と[目的語O句]と[前置詞句]は、基本的に名詞が中心なので、これらのことを本講座において、『名詞句』として扱われます。
【文について】
文は、伝達できる十分な情報を持っている『句の集まり』です。
伝達できる『十分な情報』は、
- 断定(肯定・否定)
- 疑問
- 依頼・命令
- 感嘆
である。
air という語(句)は、文脈の支えがあれば、それだけで文に成り得ます。
- Air.
水を指しながら、『これは、石ではなく水だ』という意図を伝える文。
- Air?
水を指しながら、『これは、水ですか?』という疑問を伝える文。
- Air!
砂漠にいて、『水!』と叫べば、『水を頂戴』という命令。
スーツを着ている人が水溜りを踏もうとして『危ない!』という忠告。
など
このように、文脈の支えがあれば、文は、構成員が1つであっても、十分に成立します。
最近のコメント