中級[ tidur-tiduranゴロゴロする ]
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A: Hobinya apa?
趣味は 何?
B: belajar bahasa Indonesia.
勉強する インドネシア語
っていう会話は、よくあります。どの教科書にも、大体、書いてありますので、多くの学習者は、上記の答え方は、知っています。しかし、やはり、皆とチョット違う答え方がしたいという人もいると思います。例えば、ゴロゴロする などです。
『ゴロゴロする』 は、大辞林で、調べたら、『何もしないで、だらけて、時を過ごす様』と書いてあります。様々な言い方が可能ですが、実は、『重複形』は、一番多く使われています。
B: santai-santai di rumah .
リラックス 家で
B: baca-baca buku.
本を軽く読む
B: dengar-dengar musik.
音楽を軽く聴く
ここまで、言われたら、あっ、『この人は、凄く真面目な人とかではなく、接しやすそう』という風にインドネシア人が考えています。(少なくても、私はそう感じます。)そして、皆さんのインドネシア人のお友達・先生に『凄い!』といわれるかもしれないのは、。。。。
B: tidur-tiduran saja di rumah.
ゴロゴロして 一応 家で
その訳とは、『tidur-tiduran』は、(重複+an)ですが、意味 と 構文 の関係が説明しにくいからです。従って、多くのインドネシア人の教師は、たとえ、上記の表現を紹介したとしても、なぜそのような意味になるのかという理由は説明出来ないのです。また、jalan-jalanan や belajar-belajaran という言い方が無いので、tidur-tiduranの分析は困難です。
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では、まず、以前、重複の授業を復習してもらうことにします。
名詞の重複+an は、『~らしきモノ・コト』という意味があります。
- 例えば:
- ibu-ibuan ママゴト
–> お母さんがやっているこ�とに似ている遊び - salju-saljuan 雪らしき(クリスマス・ツリーの綿)
- mobil-mobilan 車のおもちゃ
–> 車の形に似ているが、橩�能は、異なる。
上記の意味を踏まえて、『~らしき』という意味が発生します。
tidur-tiduran は、『寝る』姿勢・場所と同じですが、意識がまだあるということで、寝る と 異なりますので、『重複+an』の観点から、十分、理解できます。
- 他に
- telepon-teleponanは、
- 電話の形をしてる玩具
- お互いに電話し合う。
- surat-suratan : 手紙を交わす
- email-emailan : メールをし合う
- kirim-kiriman surat : 手紙を送りあう
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ここで、 次の疑問が出るはずです。
*なぜ『baca-bacaan』が無い?
その答えは、姿勢が『読む』と同じだが、字を読まないという『社会的な活動』が無いからです。無いものを態々表現するのは、言葉の本質に反するので、『baca-bacaan』という言葉が普及していないのは、『baca-bacaan』という動作が無いからです。
この点において、言葉とは、『実用』的なモノと言えるでしょう。
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