初中上級 -nya(2「続編」)
-nya
注意1:
これから、言葉を習う時に、まず、「機能」つまり、ある言葉がどのような時にどのように使うか と 意味を考える必要があります。「名詞化」などと言ったような言い方は「意味」ではありません。教科書を読む時に、これだけに気を付けてください。
注意2:
上から下まで読んで下さい。
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では、始めます。
-nyaの機能:
* 名詞化する。
- 例文:
- Anda tidur di mana?
あなた 寝る で どこ
あなたは何処で寝ますか?
1.の文は、正しいです。が、次の言い方もよく使われています。
- (Anda) tidurnya di mana?
寝るは で どこ
寝るのはどこですか?
解説:
機能的に、どんな品詞であっても、-nyaの前に必ず名詞になります。
品詞とは、単語の文法的な分類です。
- Dia tidak tahu 【betapa mahalnya kursi ini】.
① 彼 no 知る いかに 高い 椅子 この
② 彼は、この椅子がいかに高いかを知らない。
この言い方は、
③ 彼は、この椅子の寄貴重さが知らない。
解説:
①②③のことを私が担当している上級のクラスでは、「訳の値」って言います。①②③のことは「意味」と区別して、翻訳者さんの腕・経験にかかっている。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★意味★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
-nyaの意味:
会話の場面では、「-nya」は「相手と共通の何か」を指す時に使います。
- 例文:
- Bukunya di mana?
本は どこ?
解説:
1.の用法は、普通名詞ですが、固有名詞にも使えるのかといえば、「使えます」
- 会話例:
A:Tinggalnya di mana?
お住まいは どこですか?
B:Di Kichijoji.
吉祥寺です。
A:Kichijojinya di mana?
吉祥寺ですが(私が既に知っている情報ですが)どこですか?
転じて
吉祥寺の何処ですか?
解説:
*tinggal di manaでも勿論OKですが、tinggalnya di mana は、会話術として使えると思います。-nyaを伸ばして、次の会話の内容を考える時間を設けます。-nyaが無ければ、伸ばせないんですね。
*このようにして、-nyaの機能について、もっと詳しく言えば、「名詞化」だけではなく「普通名詞化」するのです。
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では、人の名前に使う場合には、どうなるかというと、
会話例:
A:Arbinya mana,Pak?
アルビーの「やつ」はどこです?
B:Arbinya di sana,tuh.
アルビーの「やつ」は、そこですよ。
解説:
上記の会話の翻訳の値を見て分かるように、「やつ」という言葉を入れました。Aさんは、私のことをとても知っていて、仲良しに限るのです。Aさんから見て、アルビーという人物は、空気のように、自分と近いから、固有名詞化して呼ぶ必要が無い時に、しか使えないのです。
例えば、
余り親しくない後輩はArbinya mana?って私に言えば、これは無礼ですね。馴れ馴れしいです。そして、たとえ、親しい人柄であっても、主語が仕事柄において尊敬に値する者であれば、
「Furihatanya di mana?」と絶対言いません。その時に「Pak Furihata di mana?」って言います。
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