ジャカルタ弁【lo(文)構文】
ジャカルタ弁【lo(文)構文】
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例文:
- Lo,[kata siapa]saya pacaran dengan dia?
えっ誰が言ったの?俺が彼女と付き合っているっていうことを
- Lo,kok kamu ada di sini?
あれっ何で君はここにいんの?
- Lo,bukan saya,kok.
えっ俺じゃないんだよ。
語順もイントネーションも『形』だ!
まず、ここで整理して置きたいことがあります。
意味の変化 は、たいていの場合、 『形の変化』に影響されることです。インドネシア語には、西洋の言葉と比べてそれ程語尾変化等が無いのですが、その代わりに、『語順』に拘っているのです。
- 従って、ジャカルタ弁の『Lho』を扱っている時に、まず、その[lho]がどこに置かれるか 検討する必要があるのです。Lho に関して、基本的に
- Lo(文)構文
- (文)lo構文
です。
- 機能と意味
- (文)の事柄に対して話し手が『驚いた』ことを表す文法的なマーク
- 相手が(文)の事柄を分からないであろうという前提で、(文)をお知らせする。
- 又、I.のように[kok]についても同様のことが言えるのです。
- kok(文)構文
(文)の事柄に対する理由を追求する。
- (文)kok構文
(文)の事柄に対して相手が持つ意識が間違っていると判断してそれを正そうとする時に使われる文法的なマーク。
- kok(文)構文
I.とII.を元にして
例文2.Lokok kamu ada di sini?
の構文は
- Lo(kok[kamu ada di sini])
kamu ada di sini に対して『不可思議に』思い、ビックリする。
例文3.Lo,bukan saya,kok.
の構文は
- Lo([bukan saya]kok)
相手は、話し手が犯人だと思っていることを正そうとして(文)kok構文を使い、それと同時に、そんな相手の思いに対して、驚いた。
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