(調べ中の)-nya (1)

2019年7月13日


(調べ中の)-nya (1)

調べ中の-nya (1)

下記の質問を-nyaの授業の後、ある生徒さんから、頂きました。

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『インドネシア語レッスン初級1(ホラス由美子 著)』

に出ている例文に、次のようなものがあります。(p.46)

A: Berapa harga kalung ini?

B: Harga kalung ini Rp.250,000,-.

これは、次のように言い換えられますか?

(-nya をつけたほうが言いやすい気がするのですが)

A: Berapa harganya kalung ini?

B: Harganya kalung ini Rp.250,000,-.

また、次のような言い方は正しいですか?

  1. Umurnya saya 35 tahun.
  2. Jumlahnya karyawan pabrik itu 500 orang.
  3. Nomornya telepon rumah saya 021-1239764.
  4. Ukurannya baju kaus ini L.

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これは、難しい質問ですが、とりあえず、下記の答えで、満足してもらいます。また、欠陥が出れば、その時に修正します。


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確かに、そのような言い方は、いくつかの方言では、言えますが、上記の文は、標準語としてまだ認められていません


それは、なぜかというと、標準語では、「所有」を表すために、そのまま「所有物・所有者」という順番を使うからです。

しかし、標準語の使用者も確かに
Berapa harganya kalung ini?

という表現を言いますが、[harganya kalung ini]は、一つの語ではなく、二つ語として認識するのです。

従って、書くと、
berapa harganya, kalung ini?

値段はいくらなの?このネックレースは?

という倒置を使います。
注:「,」が入ることに注意。

元の位置は、
Kalung ini  harganya  berapa?

  このネックは 値段が(は)いくら?

となります。


従って、

  1. Umurnnya saya 35 tahun.

    –> Saya itu  umurnya 35 tahun.

         私はね   年齢はね 35才ですよ。
  2. Jumlahnya karyawan pabrik itu 500 orang.

    –> Karyawan Pabrik itu    �jumlahnya 500 orang.

         その工場の従業員はね      数はね 500人ですよ。 
  3. Nomornya telepon rumah saya 021-1239764.

    –> Telepon rumah saya nomornya 021-1239764.

         家の電話はね       番号はね 021-1239764ですよ。 
  4. Ukurannya baju kaus ini L.

    –>  Baju kaus ini ukurannya  L.

          このシャツはね サイズはね Lだよ。


となります。

まず、-nya というのは、何かを言及しないといけないのです。言い換えれば、話し手と聞き手は、共通の認識に戻さなければなりません。


今の段階では、(正式ではありませんが)

とりあえず、次の図式を覚えてればいいと思います。

「言及先の情報」 + 「主語+nya」+「述語」
Pesawat itu       berangkatnya pagi.

その飛行機は      出発  は  朝 だ。

  |                 |

  ———<————–

言及先の情報が 無ければ、文脈が言及先となります。

Rumahnya di mana?

主語+nya 疑問詞

家 は  どこ?

-<–|—>—-

前にも、後ろにも 言及先の情報が無いので、「文脈」が決定されているとなっています。

従って、
Rumahnya di mana ?の解釈の可能性は、

1.あなたの 家は どこ ?

2.彼の   家は どの ?

ただ、問題点を申し上げると、

a.rumahnya di Kichijoji(家は吉祥寺です) は、

 rumah dia di Kichijoji.(彼の家は吉祥寺です。)と置き換えるのですが、

b.berangkatnya dari Kichijoji(出発は吉祥寺からです) は、berangkat dia dari Kichijoji(彼の出発は吉祥寺からです)は、言えないのです。それは、なぜなのか、今、調べる途中です。

c.[Pergi dari Kichijoji]nya jam berapa?

 吉祥寺から行くのは、何時?

 は

 [Pergi]nya kapan, dari Kichijoji?

と置き換えます。

 ここで、分かったのは、-nyaは、纏まった句に付くことも出来、そして、その働きは、句の主要部に掛かります。

 考えなければならない構造として、動詞句 と 名詞句 の根本的な相違は、どこにあるのか という風になります。

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これは、まだ、途中なので、纏まっていません。また、整理して書きます。(ただ、ここで、矢印とか使えないので、不便ですね。構造の説明は、限界かなぁ)

 


Posted by アルビー