中級講座★昔話の作り方★

2019年7月13日

中級講座★昔話の作り方★

「昔々、お爺ちゃんお婆ちゃんがいました。お爺ちゃんは。。。。お婆ちゃんは。。。。」

という物語の出出しがあります。これはほぼ決まり文句に近いです。面白いことに、どの言葉にもにたような表現があります。インドネシア語も例外ではないのです。

典型的なのは、

Pada zaman dahulu,

hiduplah …..

 seorang……(人の場合)

 seekor ……(動物の場合)

 yang ……..(補助説明)

 di sebuah …..(場所)

Pada      に

zaman      時代

dahulu     以前・昔

元は d-ah-uluでahが真ん中に入る。これじは接中辞と言います。他に、b-ah-aru(baru新しい)もあります。因みに、マレーシアには、kota

baharuという地名がありますけど、直訳したら「新都市」です。インドネシア人でも、分からない人が多いので、覚えれば「へェ、凄い!」って言われると思います。会話のネタにもなりますね。

hidup      生きる・住んでいる
-lah      が着くと、文頭に来る。

例:      
Saya bangun  jam  17.00.

私は  起きる   時間  17時

私は17時に起きた。

Bangunlah saya pada jam 17.00.

私は、17時に起きました。
………….

解説:

 lah-が着くと、何となく文が終わっていない気がします。従って、二つ以上の事柄を伝えるには、-lahが出やすいのです。但し、-lahは、古典語の残骸なので、-lahが使う場面は、かしこまった場面でフォーマルな場面でしか使えないので要注意!

従って、上記の文章は、

 Bangunlah saya pada jam 17.00 karena pekerjaan saya itu mulainya malam hari.

私は17時に起きました。なぜなら、私の仕事というのは夜になってから始まるからです。

になります。

  今日は、「教科書に-lahは命令形の印と書いてありますが。。。」という質問があります。確かに「命令形」の用法もありますが、それは、-lahの応用です。しかも、ある種の謙譲語なので、「部下」に対して言えば聞こえがいいんですが、同等の立場の人・上司に使えば少し変に聞こえるのです。

  「じゃあ、baiklahの場合はどう説明すればいいんですか?」と。賢いですね。ドンドン質問してくれる人が大好きです!そうしないと永遠に分かりませんからね。で、答えとしては、例えば、時代劇を想像して、殿様に向かって、願い出をして、殿様はOKだったら、「よかろう・(やく+あろう)」とと言うそうです。インドネシア語に直せば、baik+lahで良いでしょうね。「頼む側はインドネシア語の世界においても、頼まれる側よりも立場的に下なので、頼まれる側はOKだったら、baiklahと言っても可笑しくありませんね」と。

 seorang    ある人

 seekor     ある動物「一匹の」ekor = 尻尾

物語はこれから展開していくので、詳しい出だしは要りませんので、不特定の表現を使います。必ずそうなりますので、覚えれば「桃太郎」などの日本の昔の物語もインドネシア語で語れますね。

 yang 「の」

解説:

 日本語の場合

 「御飯を食べる」と「人」という部分をくっつけたければ、そのまま、くっつければよいですね。

 「御飯を食べる」「ひと」

* 現代日本語は、「連体形」と「終止形」はほぼ一致するので、「そのままくっつければいいと言います。」勿論そうではないこともありますので、日本語の先生に怒られないように補助説明をします。

 上記の句は、インドネシア語に直せば、

 orang yang  makan  nasi

    人       食べる  御飯

 御飯を食べる[yang]人

 yangの助けが必要です。まぁ、関係代名詞みたいなものです。でも、研究が進みますので、「関係代名詞」だけで片付けれないコトもあるので、私は、あまり「関係代名詞」と呼びたくないんです。

 orang yang belajar  bahasa  Indonesia

    人     勉強する   言語    インドネシア

 人    「インドネシア語を勉強する」

 インドネシア語を勉強する人

 
kamar yang  ada  televisinya

 部屋      ある   テレビ(が)

 部屋    「テレビがある」

 テレビのある部屋

Posted by アルビー