便利な表現 と 教授法

2019年7月19日

便利な表現 と 教授法

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私の教室では、文法基礎と語彙は、大体、一年間、やります。そして、私が体験して来た日本語の学習に基づいて、表現の練習もします。表現の勉強は、文法の勉強と異なり、セットで、考えます。暗記が多いのですが、遊びや、テストなどを通して、学べば、楽です。

多くの大学では、表現を学ぶために、学生に、新聞を読ませますが、これは、講師の自己満足で終わることが多いそうです。なぜなら、情報量が多すぎて、関連付けがあまりなされていないようだからです。

    1. 私が考えている理想な外国語の教え方とは、
  1. 基礎文法 を図式などで、教えて、叩き込む。そういうものだから、覚えるしかないが、疑問が出れば、学習者の母語の話をする。*******************
    例:
    Saya mahasiswa. という文章に関して、『be動詞』のようなモノがあるかどうかの質問がよく出ていますが、これは、『ーは、-です。』に相当するイントネーション図で説明します。
    例:
    レストランで、『mau pesan apa?(ご注文は?)』と聞かれて、『Saya nasi goreng(私はナシ・ゴレンです)』と答えることが出来ることに関して、『Saya nasi goreng』という文章には、『動詞がありませんが、』という疑問も少なからず。これについて、比較言語学が、モノをいうのです。

    『では、例えば、レストランにいて、皆さんは、店員にご注文はいかがでしょうかと聞かれて、(私は、カレーです)と言った時に、私はカレーである という意味には、なりませんよね。日本語も、動詞が無くても大丈夫ので、インドネシア語にも、そのようなパターンもあり得るのです。

    このように、学習者の母語を使って、疑問を治めます。時には、疑問というものは、邪念です。間違っている意識から来るので、それを晴らすためには、理屈ではなく、自分の身近なコトから始まれば良いのです。

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  2. 語彙は、図と、ジェスチャーと歌で、復習で、教える。抽象的なコトは、文章で、他語との繋がりで、覚えさせることです。そして、初級・上級者に、googleの言語学的な活用法を教える。

    ある語について、本当に大多数のインドネシア人が知っているかどうか、チェックする必要があります。オトナには、『実用性の低いものを暗記することが難しい。実用性の高い語を分かれば、脳は、自然に暗記します。(脳の報酬の原理)

  3. ある程度まで、学べば、セットで、言葉を身につけて、相手に言う練習をさせる。

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    ただ、上記の三つの方法は、私でも、まだ駆使していません。

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    今日の便利表現

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    1. Kesempatan itu tidak datang dua kali.   kesempatan チャンス

      itu    というモノは

      tidak   not-

      datang   来る

      dua kali  二度・二回

      チャンス というモノは、二度と来ない。

    2. Tiada gading yang tak retak.  tiada   無い

      gading   象牙

      yang    連帯接続語

      tak    tidak

      retak   ひび割れる

      ひびが入らない象牙がない。

      転じて、

      完璧な者は、この世には、いない。

    3. Buruk muka cermin dibelah.   buruk   醜い

      muka    顔

      cermin   鏡

      belah   割る

      醜い顔を見たくなくて、鏡を割る。

      転じて、

      他人に、自分の非を背負わせる。

    4. Seperti katak dalam tempurung   seperti  ーのように

      katak   カエル

      dalam   中

      tempurung お碗

      お椀の中のカエル

      転じて、

      何も知らない。

Posted by アルビー