ジャカルタ弁【文末+deh】
ジャカルタ弁【文末+deh】
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- Pulang,deh!
- Ngga,deh!
- Di sini saja,deh!
上記のdeh [デー』は、日本語に訳せば、
- 帰ろう。帰るよ。
- いいよ(断る)
- ここにしようよ。
と何となく『~よ』にあたる。しかし、『~よ』と訳すのはdehだけではないので、難しい。そこで、まず、dehは、如何なる時に出現するか 理解する必要がある。
A:Pak,5000,ya?
B:Wah,terlalu murah.
A:6000 bagaimana?
B:Mmmm,iya deh!
A:おじさん、5000で負けてもらえませんか?
B:安すぎるんだね。
A:6000はどう?
B:ん~~、分かった!。
iya deh の部分は、『分かった』と訳せるのは、売る方が、実はもっと高値で買って欲しかったが、交渉が面倒くさくなるので、諦めたからだ。つまり、deh は、
- 面倒くさい
- 諦めた
- あきれた
という気持ちに伴う『文末詞』である。
さて、以下の文は、なぜ正しいのか 上記のルールで考えて見て下さい。
- Kalau mengantuk,tidur saja,deh.
眠たければ、寝れば
- Pokoknya,capek,deh.
まっ、兎に角、疲れたんだよ。
- 回答
- tidur saja,deh! と言う文は、『我慢している』相手に対して、それを諦めなさいと。又、そんな中途半端な相手に対して、『あきれる』気持ちも出てくるので、dehが使える。無論、『諦めてもらう』や『あきれる』程度はさほど大きくなくとも良い。
- pokoknya は、日本語の『兎にも角も』と訳せる。つまり、結論を促す語である。capek(疲れる)は、何かそうさせる原因があるが、それを説明するのは『面倒くさい』ので、deh が使える。又、pokoknya は、結論を促す語でもあるので、deh と相性が良い。
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