入門講座【イントネーション】
入門講座【イントネーション】
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どの言語もそうですが、特に、インドネシア語において、イントネーションがとても重要です。
イントネーションのパターンは、様々ですが、簡単に言うと
- 音の強さ
- 音の高さ
- 音の長さ
ですが、インドネシア語のイントネーションは、特に、『音の高さ』のことを指しています。
又、インドネシア語(標準語)では、次の決まりがあります。
- 音が上がれば、情報が完結されない。(文の途中)
- 音が下がれば、情報が完結される。(文の最後)
では、下記の文を見て下さい。
- Kambing saya makan.
- Kambing saya // makan.
の場合、『私の山羊が食べる』という意味になります。
日本語には、助詞がありますので、一応、人目で見て意味が分かるのです。
- Kambing // saya makan.
の場合、『山羊は、俺が食った』という意味になります。
このように、[kambing saya]で切るのか[kambing]で切るのかで、文は全く異なる意味になってしまいます。
私が最近良く使っているPRATTというソフトを使えば、この『音の高さの抑揚』を視覚的に捉えるコトが出来ます。
もう一度纏めると、上がりイントネーションは、
- 文が完結されないことを聞き手に示す。
- 連続した単語を1つの塊のアイデアにまとめる。語の切れ目を示す。
下がりイントネーションは
- 文が完結したことを相手に示す。
- 話し手が、『気持ち・事実への心的態度(肯定・否定・賛成など)』を伝えることを示し、聞き手から何かの反応を求める。
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