日本語 before インドネシア語 『自動詞 と 他動詞 のこと』
日本語 before インドネシア語 『自動詞 と 他動詞 のこと』
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自動詞って何ですか?
他動詞って何ですか?
意外と分からない人が多いですね。今回は、特別に書きたいかと思います。勿論、言語学的に厳密に扱うのではなく、あくまでも、直感的に、その違いが分かればいいと思います。
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①
-
- 日本語の
自動詞
-
- 座る
- 住む
- 寝る
- 落ちる
- 上がる
- 下がる
②
-
- 日本語の
他動詞
-
- 読む
- 叩く
- 落とす
- 上げる
- 下げる
- 書く
さて、①と②の違いは、お分かりになりますか?
①は、助詞の『を』をつけることが出来ないのに対して、②はできます。
助詞『を』は、多くの場合、『行為の対象』を現しています。
- 例えば、
- 私は、読む。だけでは、文脈が与えられなければ、何だか情報が足りないような気がしますね。
- 私は、本を読む。にすれば、何となく文が落ち着きます。
このように、『を』が付けられれば、大体、他動詞ですね。『大体』というものは、勿論例外がある という意味ですが、その例外は、今回の趣旨と異なるので、ここで議論しません。
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他動詞を理解する必要性
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なぜ私たちが他動詞・自動詞を理解する必要があるかと言えば、言語によっては、その形が変わる場合があるからです。
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- ☆日本語
-
- 自動詞—他動詞
- 上がる — 上げる ag-
- 下がる — 下げる sag-
- 焦げる — 焦がす kog-
- 壊れる — 壊す kowa-
- 倒れる — 倒す tao-
- など
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- ★英語
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- start — start
- The meeting started at 9. 自動詞
- He started a bussiness on the internet. 他動詞
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- ☆インドネシア語
-
- naik — menaikkan/ naikkan 上がる・上げる
- turun — menurunkan/ turunkan 下がる・下げる
- など
このように、言語ごとに、形が同じものもあれば、違うものもあります。特に、インドネシア語の場合、主語の種類によって、表し方が2つあるかどうかで、自動詞・他動詞が決まりますので、他動詞 とは何かを理解する必要があります。
話の続きは、
入門講座【受動態(別のアプローチ)】 を見て下さい。
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